現在の win では、チャネル数が多い場合は自動的に下のような変更を
内部で行うことにより、上下に詰めて表示します。したがって下の
処置は不要です。
現在のwinプログラムでは、チャネル数が1900チャネル程度以上に なると、モニタ画面が表示されなくなって真っ白になってしまいます。 これは、X-Windowのビットマップの大きさがshort(-32768〜32767)で 表せる範囲に制限されるためです。モニタ画面での１トレースの高さは 17ピクセルです。そのため、32767/17=1927 トレース（チャネル）が 上限になります。モニタ画面での１トレースの高さを小さくすることに よって、とりあえずこのチャネル数の制限を緩めることができます。 win.c の中で、
#define PIXELS_PER_TRACE (HEIGHT_TEXT+1)
という行があります。HEIGHT_TEXT はモニタ画面の左端に観測点名等を 表示する文字の高さで値は 16 ですから、現在の PIXELS_PER_TRACE の値は 17 です。これをたとえば、
#define PIXELS_PER_TRACE 13
のようにして値 13 として win.c をコンパイルすると、 32767/13=2520 チャネルまで表示できるようになります。 ただし、１トレース当たりの高さは 13ピクセルとなり、 それにしたがって左端の観測点名等の文字が上下に若干 重なって見にくくなります。