Date: Fri, 21 Sep 2012 19:33:51 JST To: urabe cc: win-core From: ohmi Subject: [win-core:11] Re: winで表示できる外国の地図? 卜部様,みなさま 大見です。 外国の地図を作る件,うまくいきましたので tipsとして書きとどめておくことにします。 http://www.ngdc.noaa.gov/mgg/shorelines/gshhs.html というNOAAのページにある,GMTの地図データの元にも なっているらしいデータをもってきます。これはフリーです。 具体的には地図データ本体として(バージョンは時間とともに かわるかもしれませんが)'Download GSHHS data version 2.2.0 (July 15, 2011)' の以下のURL http://www.ngdc.noaa.gov/mgg/shorelines/data/gshhs/version2.2.0/ から, GSHHS_shp_2.2.0.zip WDBII_shp_2.2.0.zip を持ってきます。海岸線データと,国境・河川等のデータが別ファイルに おさめられています。これに加え,これから,データを切り出すユーティリティ として,'Download coastline extraction software'のURLから 'GEODAS Software Ver 5.0.23' (Windowsバージョン)を持ってきます。 この,GEODASのパッケージをインストールして,その中からGEODAS Coastline Extractorと いうのを起動して,使用ファイルとして,上のGSHHSとWDBIIのファイルを 指定してやると,これらのプロットが現れます。この際に,あらかじめ, 切り出したい範囲を指定しておくと,その範囲だけプロットされます。 範囲の指定と確認ができたら,Fileメニューの'SAVE AS'から,'GMT Ascii/Coast format'を 選んでやると,GMTのpsxyでプロットするフォーマットでアスキーデータが出力され ます。 これの,緯度,経度の順番や,ペンアップダウンのデリミタ等を適宜修正してやり, win -c で変換してやることにより,任意の場所の地図の作成が可能になりました。 GEODASの出力は,win -cの入力データのフォーマットに比較して,緯度経度の順が逆 だとか, 間にタブが入っていてawkで整形するのにちょっと苦労する,とかありましたが, 流れがわかれば問題なく変換することができました。 -- Shiro OHMI